暦
暦、そして文明の死と
再生の同一線上で
詩が崩壊するには、
どれくらいの時間を要するのだろう
永遠とは その対極にあるもので
時間ではない
あるいは、それは変化そのものである
そのフォルム
暦、用の美と その調和
月と日と 調べ
古代、死と再生は
奇蹟として厳然と存在しただろうが
それを担保したものは
祈りであった
闇のなかで、夢と神話は
近しいものであった
暦もまた、曖昧ではあるが故に
人びとの祈りに直結していた
復活とは、
いわば野生に育てられる次代の王である
野生を象徴する信仰の対象や
禁忌は
部族団結のための
根拠として保全される