たき火



窓のガラス越しに、一瞬
粉雪が
舞いあがった
あのジョウビタキは
いま、どこを
飛んでいるだろう

ぼくのたき火に
近寄ってきたジョウビタキ
しばらく
暖をとるように、
ふっくらとした褐色の羽毛と
ほのかなオレンジ色の尾を
ふるわせていた

ジョウビタキは、
ちいさく華奢なくせに
みな単独行動で、
群れているのをみたことがない

いつか、また逢おう
冬の日に
                             
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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